便秘
今日は便秘で悩まれている方の為に、東洋医学では便秘をどう見るのかをアップしてみす。
まず便秘とはどういったものを言うのでしょう。この3点があげられます。
1、3日以上、便が出ない事。
2、毎日排便があるのに、残便感がありすっきりしない。
3、量が少ない。
便が出ないと次のような症状が起きやすくなります。
便秘で老廃物が溜まり、その老廃物が血管中に吸収されると頭痛、肩こり、疲れやすい、だるい、ニキビ、肌荒れ、冷え性、むくみ、肥満等を引き起こします。
また、腹痛や痔、ひどい時には腸閉塞を引き起こす事もあります。
便秘を東洋医学では大きく4つの種類に分類しております。
熱秘
これは体内に熱がこもったことが原因で引き起こされる便秘です。
症状
腹部の張り、腹痛、圧痛、便黒い、便が硬い、尿が濃い、尿と大便の臭いがきつい冷たい物を飲みたくなる、口臭、舌が赤い。
養生
陽性の食べ物を控えて下さい
肉類、辛い物、ケーキやチョコレート等の砂糖が多く含まれた甘い物、油っこい物等になります。
陰性の食べ物を摂取して下さい
野菜類、瓜類、豆類、苦味の物も有効です(菜の花、セロリ等)
冷秘
これは冷えが原因でおきる便秘です。
症状
手足の冷え、寒がる、温かい物を好み冷たい物を嫌がる、尿量が多く色が薄い、便、尿の臭いが少ない、舌が白い
養生
陰性の食べ物を控えて下さい
生もの(おつくりやサラダ等)、冷たい物等
陽性の物を摂取して下さい
生姜やネギ、葛、肉類等、また体を冷やさないようにして下さい。
気秘
気の滞り(気滞)によって起きる便秘です。
症状
腹部が張って苦しい、便意はあるが便が出ない、環境の変化で便秘になる、コロコロ便、
よくゲップが出る。精神的緊張が腸内の動きを鈍らせて便が出にくくなります。
養生
運動をして気の巡りをよくしましょう。
虚秘(正気の弱り)
体力が落ちて、便を出す力が無くて起きる便秘です。
病み上がりの方やお年寄りの方等に見られます。また胃腸の弱い方にも見られます。
症状
大便が硬かったり軟かい物を繰り返します。排便後に疲労感を伴う。
養生
栄養のあるものを少しずつとっていきましょう。(もち米、きくらげ、カボチャ、芋類、なつめ等)、お灸も効果的です。
また一週間以上便が出なかったり、腹痛が激しい時はすぐに病院で診察を受けましょう。
排便異常に悩まれている方、御相談受け付けます気軽に連絡してきてください。