こんにちは沖気鍼灸院の院長上田 賢二です。
今日は沖気鍼灸院では普段、どのようにして治療をしているのかをブログに載せていきたいと思います。
まず、沖気鍼灸院では伝統中医学にもとずいて鍼灸治療をしています。
【伝統中医学ってどういった治療?】
中医学はまず気というものを意識します。この世にある万物(全ての物)は気で出来ているという考え方が
東洋医学にはあり、植物や石、空気や水、金属や火、人間や動物、太陽や月、全てが気からできており、
またこれらの自然界に存在する物が、気を基に交流し影響しあっているものと考えます。
植物や動物等で癒されて元気になったり、雨が降る前や炎天下等で体の調子を崩したり、水の取り過ぎで
胃腸を弱らせたり、胃腸を弱らせた結果、腰痛や膝痛をおこしたり、満月や新月で体調に変化があったり
たりたりたりと様々な影響を体に与えます。
また気持ち心の動きというものも気の動きと関係します。気持ちの緊張は肉体の緊張を生みます。
ずっと悲しんだり、不安を抱えることで、肉体に痛みが出たり、ずっとストレス続きで緊張しっぱなしだったのが、
その原因が無くなり、緊張が解けた瞬間に風邪を引くことも、治療経験上よく遭遇することです。
そしてこのような体の変化は、舌、脈、腹部、背部、手足のツボによく反映されます。
その為、中医学では問診と舌診、脈診、腹診、背部の診察(背候診)、手足のツボの診察を重要視しているのです。
(他にも利用している大切な診察方法はありますが、長くなるので置いておきますね。またのちに紹介したいと思います。)
これらの診察を取り入れる事で、患者さんの症状は何が原因で何処に負荷がかかって起きているのか、
ということを突きとめる。そしてそれをもとに根本治療として治していくことが中医学の治療なのです。
沖気鍼灸院ではこういった中医学の考え方、治療技術を大切に思い、また患者さんに大きく貢献できる
ものと信じております。
そして当院に来て、癒される、楽になる、元気になれる、勇気づけられる。
そういったものを沢山の患者さん達に感じて頂ける。そんな治療を心がけ中医学を実践しております。