4つの気の種類
真気(しんき)
真気は正気(せいき)とも呼ばれています。
基本的には人は、母と父である両親から気を分けてもらい生まれてきます。
この時の気を「先天の気」と呼びます。
また生まれてから飲食、空気、日光や森林等の気(エネルギー)を体に取り込んで補充していきます。これを「後天の気」と呼びます。
これらの先天の気と後天の気をまとめて、体の根本的な気(エネルギー)である、真気(正気)となるわけですね(^_-)-☆
これがないと、今から説明するその他の3種類の気も作られないのです(‘ω’)
宗気(そうき)
以前、「気の6つの働き」で「推動作用」について説明したことがありました。
気は動きのある性質を持っています。
この動く性質の強い気を「宗気」と呼びます。
特に「宗気」は肺や心の臓に多く含まれており、気や血を体全身に巡らせるのに大きく
関与しているのです(^-^)
衛気(えき)
この「衛気」については、一度「気の6つの働き」である「防御作用」と「温煦作用」で
説明をさせて頂きましたね。
この気も主に真気から発生して、宗気によって体の皮膚表面に運ばれていきます。
そして体を風邪等から守ってくれているわけなんですね。
この時の宗気は主に肺の臓が関与しております。
営気(えいき)
この「営気」についても、一度「気の6つの働き」である「栄養作用」で説明しましたね(^_-)-☆
この営気は主に血中に多く含まれています。この営気を多くまれた血が、筋肉や骨や皮膚、目等の体全身を栄養しているわけです(^^)/
この営気は主に胃腸で食物から吸収され、心臓で津液(水)と混ざり、赤く染められたものを
肺と心の臓の宗気の力で全身くまなく、注ぎ込まれます(^_-)-☆
体の不調はこれらの気が上手く機能していないことを指します。
治療や養生をしていく上でも非常に大事になってきますね(^-^)
そしてそれらの状態は舌や脈、お腹や背中、手足の穴(ツボ)の状態によく反映されております(^_-)-☆