今日は頭痛に悩まされている方の為に東洋医学から見て、頭痛とはどんなものがあるのか、

また対処法、養生法等どのようなものがあるのかをお伝えします。

 

まず、頭痛には風邪から生じる頭痛、肝陽上亢(かんようじょうこう)の頭痛、気虚(ききょ)から起きる頭痛、

血瘀(けつお)から起きる頭痛、湿痰(しったん)から起きる頭痛等があります。

 

風邪から生じる頭痛でも、風邪には冷えが絡んでいるもの、熱が絡んでいるもの、湿が絡んでいるものがあります。

冷えが絡む風邪を風寒(ふうかん)と呼びます。

症状としては頭痛がうなじへと後ろに走り、冷たい風にあたると症状がきつくなり、寒気が走り、節々の痛みを感じやすくなる。

舌は薄く苔が入り、脈は浮いて硬くなる。

 

このような時はうなじや肩、背中が冷えている事があります。

タオルを背中に入れて温めたり、生姜、葛、ネギ等を食して体を温めるようにしましょう。

鍼灸で冷えを取り除き、温める治療をしましょう(*^▽^*)

 

熱が絡んだ風邪を風熱(ふうねつ)と呼びます。

症状としては張ったような頭痛で、温まるときつくなる。寒気は少なく、発熱し、顔は赤くなり、

目の充血、喉の痛み、口の渇き、舌先が赤くなり、脈は浮いて早くなります。

 

このような時は、頭寒足熱(足を温め、頭の方を冷やしてあげましょう)

鍼灸で熱を取り除く治療をしましょう(*´▽`*)

 

湿が絡んだ風邪を風湿(ふうしつ)と呼びます。

症状としては、しめつけられるような重い頭痛で、雨前や雨天できつくなり、胃のつっかえ、食欲減退、

手足のだるさ、軟便等が伴います。舌は白い苔が生え、脈はコロコロした形の滑脈といった脈を打ちます。

 

このような時は、暴飲暴食はさけ、利尿作用のある豆類、瓜類等を食べましょう。

鍼灸で湿を出すように治療しましょう(^_-)-☆