肝陽上亢(かんようじょうこう)の頭痛
東洋医学では肝陽上亢という言葉があります。ここではその説明をすると長くなるので、とばしますね。
肝陽上亢の頭痛は情緒抑うつ、イライラ、考え事の多い方は気が頭の方へ上がり、発散する事ができず溜めこんでしまいます。
そのことで生じる頭痛を肝陽上亢型の頭痛と言います。
イライラ等のストレスで増強しやすく、頭のてっぺんや側頭部に症状が起きやすいです。
耳鳴りや脇腹のツッパリを感じやすく、怒りっぽく、めまい、不眠等も起きやすいです。
舌は先と端っこが赤くなりやすく、脈は細くて硬いギターの弦のような弦脈をうちます。
このような方は体の外側が緊張でツッパリやすくなります。ストレッチをして体、心ともに緊張をほぐしましょう。
苦味のある食べ物は気を落ち着かせる働きがあります。酸味の物は気を発散させる働きがあります。
苦瓜、セロリ、菜の花、グレープフルーツ、レモン、等々。上手に食べ物を活用するのもいいですね(^_-)-☆
鍼灸治療で体のバランス、緊張、気の巡りを調えていくのも有効です(^-^)
痰証による頭痛
痰証による頭痛は普段から飲食の不摂生で湿痰というものができることで生じる頭痛です。
ここでは湿痰について述べると、長くなるのでかつあいしますね(^-^)
症状としては、頭が重く痛み、めまいを伴います。胸やお腹がはり、嘔吐することもあります。
このような時は、まず食事を粗食に控えましょう。豆類や瓜類には利尿効果があり、いらない湿痰を
出してくれる働きがあります。上手にとっていき、また鍼灸で体の中にあるいらない湿痰を追い出すように
体を調えましょう(^_-)-☆