陰中の陽と陽中の陰
気には二つの性質があり、陰と陽に分けられることを陰陽論のブログでお話ししたことがあります。
今回は「陰中の陽、陽中の陰」について説明します。
気には陽と陰に大きく性質分けをされますが、決して「陽だけ」「陰だけ」ということはありません。
必ず、陽の中にも陰は少なからず存在し、陰の中にも陽は少なからず存在する物なんです。
(冷たい岩→陰。少なからず温度が備わっている→陽)
水もしかりです。水は陰の性質です。しかし、そんな陰の性質の中にも、必ず陽の温もりが多少なりとも存在します。
動きの陰陽を人で例えると
人も止まって立っている(陰)ためには、微妙に動いてバランスをとっています(陽)。
その中では内臓が動き、筋肉も関節も微妙に動かしているわけです(陽)。
不思議ですよね。止まるためには動きも必要ですし、動き続けていく為には、休めて止まる動作も必要なわけです。
(必ず陰の中に陽は存在し、陽の中に陰が存在することが自然界には必要なんです。それが宇宙の法則なんだと東洋医学は言っているのです。)
これを東洋医学「陰陽論」の中で「陰中の陽」「陽中の陰」とよびます。
太極陰陽図の中では、白丸と黒丸の部分がその要素を表すと言われています(^O^)/